■ 直ちにゆっくり向かいます ■
〜船で行く、真夏の中国〜

1・2日目:8/19(水)・20(木) 「かくも遠き隣国」

夕陽
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8/19(水) 羽田空港(6:45)-ANA691→(8:25)山口宇部空港
-連絡バス→下関駅
下関港(12:00)-オリエントフェリー→青島へ
宿泊先:船中泊
8/20(木) →(16:00)青島港
→青島ビール工場・青島市街地散策
宿泊先:青島火車駅前の安宿

- 2 0 0 9 / 8 / 1 9 ( 水 ) -

仕事でもないのに早朝便に乗るってのもなぁ…と思いながら羽田空港へ。まぁ、もしこれが仕事だったとしても枕詞が「仕事だとは言え…」に変わるだけなので、朝の季語みたいなモノですね。

しかしこれから中国を目指すというのに羽田空港の、しっかりと国内線ターミナルというのがコレジャナイ感満載ですが、まぁ良いんです。安く行くためですので!

ゲートA320

月曜でもない平日早朝(しかもお盆直後)の飛行機、そりゃ混んじゃいません。
山口宇部空港には朝8時半ちょい前に到着。まだ眠いよー!

バスふぐ椅子

山口宇部空港から乗り込んだ連絡バスに至っては、ほとんど乗客ナシ。ひょっとすると僕だけだったのでは…?
この辺りで「安く東京から下関に行くなら、電車で良かったんじゃ」ということに気付くも自分の中で黙殺しました。バスのイスのフグがかわいいですね!下関駅に着いたのは10時過ぎ。

下関港

下関港国際ターミナルは、下関駅から徒歩10分もかからない場所にあって、写真左手のような歩道橋チックなデッキで結ばれているのでだいぶわかりやすいです。途中、釜山から到着した様子の韓国の方とすれ違いながら到着。
オリエントフェリーの窓口でサクサクと搭乗手続きを終えると、乗船開始まではヒマです。ふと喫茶店のようなものが目に付いて、あぁそう言えば朝ゴハンも食べてなかったなぁ、羽田も朝早すぎてどこもやってなかったし…

券売機

この写真を大写しにするほどの重要性は無いのですが、空港なんかと比べると圧倒的に安いなぁ、あと「焼」系多いなぁと思ってつい…。そのままついついおばちゃんに「焼チャンポンって何ですか?」と訊いたくらい(焼ソバでした)。
結局こちらで朝食を頂き(フツーのチャンポンにしました)、それでも時間が余ったので駅前のダイエーへ乗船中の物資の買い出しに行き、やっと出国手続き・乗船開始。ちなみに、下関港の出国スタンプは「KANMON」でした。

そして、いよいよこれから1日以上の長きにわたってお世話になる船に乗り込むことに!

ちゃんぽん乗船直後

と、意気揚々と乗り込んだ旅行者は、上の右の写真のような殺風景な階段に出迎えられることになります。。
運賃を考えれば文句を言える筋合いじゃないのですが、何と言うか、Appleに日本メーカーが負けた理由に似たようなものを感じるような。

一等個室

階段とエスカレーターを乗り継いで部屋に到着。そう、今回は1等に乗るのです!節約すべき旅とは言え、ゴロ寝2等との差額が4,000円ならコッチでしょう!
この部屋、鍵付きではあるものの厳密には個室ではなく、うっかり他の1人旅客と一緒になる可能性もあるのですが、今回は幸運にも貸し切りでした。窓は無いけれど、暇な時間をたっぷり使ってどこかへ景色を見に行けば良い訳だし。

出港

定刻の12時よりも少し早い時間でしたが、もう日本に思い残すことがなくなったらしく出港。

関門橋

行ってきます下関ー!左が本州、右が九州。こんなに近いんだなぁ、なんてアホなコトを思ってました。
船は巌流島の脇を抜けて、ゆくゆくは対馬の南を通り、済州島の北を通って青島へと向かっていきます。

残り28時間。退屈との戦いが始まった訳です!

さみしい食事夕暮れ

ひとつ、乗り込む前に誤解していたことが。
大抵のフェリーの食事は「高くてまずい」もので、コンビニの方がまだマシだった!と後悔するようなシロモノなので、今回は下関駅前のダイエーさんで夕食等しっかり買い出して来たのですが、これが失敗。

http://www.orientferry.co.jp/cantingcaipu.pdf
※PDF名が物凄い中国語っぽいですね。

フェリー内のレストラン、少なくとも高くはないんです。中華日替定食は500円だし、青島ビール大瓶200円というのは衝撃すら受けるレベル。あぁ、夕食買ってくるんじゃなかった…!
日本は国際的にも物価が高い国だということ、あと国際船なので酒税がかかってないということ、この2点を踏まえればぬるい缶ビールを飲むことにはならなかったなぁ…。まぁビールは売店でも安く売ってたので良し!

なお、少し揺れるかな?と心配していたのですが、東シナ海に出てもロングスパンのごく浅い定期的な揺れがあるくらいで、個人的には問題ないレベルでした。

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翌昼藻

本日は24時間のうち、2/3は船内。こういう状況で早起きできる人って凄いな、と思います。昼まで寝た上でちょっと得した気分になれるなんて、こんな時くらいしかない!
そういえば朝食は無料だったらしいのですが、スッ飛ばしましたので詳細は不明。

特記事項も無いまま時が流れ、海に藻っぽいものを見かけるようになったら、もう青島は近い!

青島入港前

遠くにこんな景色が見えてから接岸までは、たっぷり40分かかりました。左側の半島を回り込んで行くので陸地が見えてからも時間がかかるようでして。

入港

ご歓迎ありがとうございます〜。賑わいのある貨物船のひしめきぶりです。

貨物エリア?降りる様子

そして接岸。…って、何だか貨物船チックなエリアに着いちゃったような。謎の資材が並んでますよ。
ここらへん謎でしたが、降りた後に車でターミナルまで移動して入国審査を受けるのでした。

青島港ターミナルタクシー内より

時間かかりそうだなぁ…と思っていた中国の入国審査ですが、予想より良くもなく悪くもなく。接岸から40分ほどでターミナルの外に出られたのでまぁ御の字でしょうか。
さて、青島と言ったらまずはアレ。タクシーを捕まえて筆談で意思疎通をして出発!道すがらの風景はやっぱり中国だなぁと思う車の多さでした。

工場入口釜

そしてやってきました青島ビール工場!船内で1缶100円の彼にはさんざお世話になったのでしっかり恩はお返ししておかないといけない。今回の旅の目的は中国にいる友人に会いに行くことだったはずなのですが。先に駅行って列車の空き見とこう!という天使側の声をスルーして、悪魔の声に粛々と従ったのでした。

試飲

そして見学コーナーを通過してまずは試飲。ちっちゃいグラスに無濾過の青島ビール、それとおつまみがついて50元(≒750円)です。ちょっと高い。

どっちだ

ここは試飲後に更なる見学があります。そこでは海外観光地お馴染みの美しい日本語が!文法的には微妙ですが、何とか通じるギリギリ高めの辺りを攻めてきている姿勢に好感が持てます。ただ、左側にある人が乗って移動してるアレはどうもエスカレーターじゃないかと…。
とは言え、日本語表記を用意して頂くこと自体は嬉しいことです。

工場

使われていないビール釜とは別に、エスカレーターを上がった先にはホンモノの生産ラインがありました。缶ビールもこれだけ集まると何だか綺麗ですね。お隣には瓶ビールのラインもあって、どちらもガラス越しに見学できました。

駅宿

すっかり満足して見学…と言うか試飲を終えた後は、またタクシーで青島駅へ。友人は天津に住んでいるので、北京行きの列車に乗って数時間、終点1コ前で降りれば大体大丈夫です。

…が、流石に中国の鉄道、しかも長距離列車に当日フラッと行って乗る、なんて希望が通るはずもなく、入手できたのは翌朝の「無座(要は、立席特急券)」のチケット。まぁ、きっと1時間前に来ても同じだったに違いない!

チケット売り場を出ると、タイミング良くやってきた客引きっぽい若者。どうもホテルっぽいので筆談で交渉を進め、サクッと合意。チケットを買った15分後には宿の部屋にいるというこのスムーズさ。

部屋からの景色

しかもこの眺め!おのぼりさんっぽいですがついついテンション上がります。
交渉もそんなに詰めていないので、もしかするとボッた分良い部屋にしてやろう、という温情かもしれませんが、そこらへんはポジティブに解釈することとして…。(確か100元は払ってないと思うけど…)

海海岸の藻

駅の奥側に広がっている海岸辺りに行ってみよう、と散歩を始めたのですが…まぁ凄い人だ!左の写真を撮った時点でもう19時近く。この時間でも泳ぐのか!昼間はもっと凄かったってコトか。

そして凄かったという意味では藻。青島入港前に見たキミドリは君たちかな?というデジャビュがありましたが、海岸にもこんなに来訪しているとは。。

人街の風景

海岸を少し歩くと、左の写真の「桟橋」が見えてきます。青島ビールのラベルに書いてある建物が桟橋の先っちょにある二階建てだそうで、これでもかと言うほどの人で賑わっていました。
一応桟橋を歩いてはみたものの、人とぶつかるほうが気になってしまって何にも集中できず、戻り際に桟橋側から見た青島の街の夕暮れの方をむしろ綺麗に感じました。

夜の街小路

日の暮れた後は、基本的には駅前周辺をぶらぶらと。駅から離れた辺りに「美食街」と銘打ったエリアなんかもあるらしいのですが、バスに乗って行く気分でもなかったのでパス。それに、この辺りでも十分賑やかだし!

わんたん

途中、何やら観光地っぽいレトロな街並みに当たったので、ここらへんで食事しちゃうかー、と手近なお店でワンタン的なものを頂いてしまいました。お値段10元(≒150円)ほど。

最後、食事の写真の後に申し訳ないのですが、中国のお安めの宿に泊まると浴室はこんな感じです!

浴室※真ん中にある細長いパイプがシャワー

日本人は水周りに関して、世界的に相当「厳しい」目を持ってる方だと聞くので、まぁ…。

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